先日、名古屋にて開催された市民公開講座『司法書士といっしょに考える セクシュアル・マイノリティ』にて講演をいたしました。
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基調講演後は私もパネルディスカッションに参加。

普通養子縁組を選択した戸籍上同性カップルの方の体験談から、現行の法制度の不十分さと、彼女たちの暮らしとこれまでの苦労が伝わってきて、同性婚を法制化する際には、普通養子縁組を選択した人たちが不利にならないような配慮が求められると思いました。
(現在は民法上、一度親子になった人は解消しても婚姻することができないので、「無効」にする必要がある(フィリピンのアナルメントのような形)でしょう。これまで同性愛者が不利益を被ってきた社会状況を鑑みて、普通養子縁組を選択した人たちも同性婚が選択できるように、法律を設計しなくてはなりません。)

私からは同性パートナーシップ証明書についてお話しさせていただきました。
家族の在り方や価値観が多様化する中で、この時代に合った制度設計が必要だと、改めて強く感じました。
名古屋のみなさん、本当にありがとうございました。


さて、2018年10月5日(金)「東京都LGBT条例」(東京都オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念実現のための条例)が成立し、初めて差別禁止が盛り込まれました!

▷時事通信『ヘイトスピーチ規制条例が成立=LGBT差別禁止https://www.google.co.jp/amp/s/www.jiji.com/amp/article%3fk=2018100500802&g=pol
▷東京新聞『ヘイト規制、LGBT差別禁止 都の人権条例 歓迎と懸念』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201810/CK2018100502000138.html

私も仲間と総務委員会の傍聴に行ってきました。
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まだまだ社会にはLGBTの人たちへの差別や偏見が根強く残っています。
誰もがありのままの自分で生きられるように、この条例を機に、ますます理解が広がってほしいと思います。